食堂や居酒屋、ラーメン店など店先にのれんを掛けているお店は数多くあります。
のれんには店名などが書かれていることも多いので、お客様への宣伝効果もあるほかにも
風除けや埃除けとしての役割も期待することができます。
また、お店の扉を開けている状態でも、店内と店外との仕切りの役割を果たすなど
数多くの効果が期待できるため、日本では古い時代から飲食店や物販店には欠かせない
販促アイテムとして重宝されてきました。
ただ、お店にのれんを掛けることの最大のメリットと考えられるのは、人目を店内に誘導することができるという点です。
確かに色やデザインが派手なものであれば、店の前を歩く人がお店側に視線を送ってしまうのは当然のことだと思います。
しかし、デザインや色がシンプルなタイプの物を店頭に掛けていたとしても、十分なまでに人目を引きつける
高いアピール力が期待できます。
人の心理では、人間の目というのは静止している物より動いている物の方が目に付きやすいという
研究結果が出ており、ヒラヒラと揺れている物を目で追ってしまうという特徴があります。
そのため、人は風の影響によって店頭でヒラヒラと揺れているのれんを無意識のうちに
見てしまう傾向にあることから、人はついお店の方に視線を寄せてしまいます。
さらに、人は中身が全部が見えてしまっている物より、どこかしら隠れていて
少しだけしか見えていない物の方が興味を持ちやすいという特徴も持ち合わせています。
そういったことから、店内と店外を仕切りの役割を果たしながら店内の様子を
全部見せることがないのれんは、外を歩く人の好奇心を刺激してさらに人目を引きつけるのです。
つまり、のれんには人の心理に訴えかけてお店に興味を持たせる大きな効果があるということなのです。
このように、高いアピール力が期待できる販促アイテムでありながら、比較的に安い費用で利用することが
できるという点が、長きに渡って販促アイテムとして高い人気を誇っている理由だと考えられます。
販売促進に必要な知識|4Cと4Pを知って効率的な戦略を
マーケティング手法で4C分析や4P分析と言われるものがありますが、どちらも自社のサービスや製品を販売するための分析です。
4Cは消費者側のメリットで、お客様に対して価値(CustomerVaiue)、経費(Cost)、利便性(onvenience)、コミュニケーション(Communication)を意味し、
4Pは販売する側のサービスで製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販売促進(Promotion)を意味しています。
自社の製品を買う側の視点と売る側の視点で整理し、お客さまに取ってどのようなメリットがあるか考えるための手法で市場調査の方法として用いられています。
自社の製品がお客様に対して、価格が安いだけでは無くその製品が価格以上の価値を生み販売されることは、お客様個人に向けられたメッセージであると捉えて
貰える可能性も有ります。
市場調査をする上で最も重要とされる、お客様の動向を掴むことで広告宣伝と言った手法や販売方法が確立できるとともに自社の製品改善につなげることも可能となります。
自社の製品を買って頂くお客様にどれだけ受け入れて貰えるのか、何処を改善すればより良い製品が出来るのかを考え分析することは今後益々重要となってきます。